着床障害とはどういう状態のことを言うのか?

 

着床障害と不育症と似ているのですが、厳密には違いがあります。

 

不育症は2回続けて流産を繰り返した場合に不育症だと診断されます。
流産は心拍が確認された後に起きた場合を流産1回とカウントします。
心拍確認前の化学流産は流産にはカウントされません。

 

流産をするということは、着床して妊娠したということで着床障害ではありません。

 

では、着床障害とはどのような場合に言うのでしょう。

 

一般的に胚移植を3回繰り返しても着床しなかった場合に着床障害だと診断されます。
ただし、3回以上着床しない場合に必ず着床障害だと医師の方からいわれるものでもありません。

 

積極的に着床しない原因を検査する病院もあれば、こちらから言い出さないと特に着床障害が疑われるからといって検査をしようとしない病院もあります。

 

不妊治療の他の検査に比べて着床障害の検査は意識が薄い印象があります。

 

 

着床障害の原因って?

 

着床障害が疑われる原因として考えられることは・・・・

 

染色体異常

卵子に染色体異常があって受精はするものの、移植後の分割が止まってしまって着床しない場合です。40代で着床できずに妊娠判定が陰性になるのは多くの場合、この染色体異常が原因だと考えてよいでしょう。それだけ40代では卵子の染色体異常の確率が高いのです。

 

子宮内膜など子宮環境

子宮内膜が薄い、子宮筋腫があるなど着床する際の子宮側の環境が悪い場合も胚が着床しにくくなります。子宮内膜は移植時には10ミリ以上あるのが理想的だと言われています。多少薄くても卵子が強ければ着床しますが、普通は子宮内膜が厚いほうが着床しやすくなります。

 

免疫系が原因

不育症の原因とも通ずるのですが、自己免疫系が原因で着床を阻害していることがあります。自己免疫系が原因かどうかは血液検査をすれば判明します。

 

血液検査で分かることは@血液凝固系:血液が固まりやすいため、胚へ血液が流れなくなる、A抗リン脂質抗体:自分を傷つけ血液が固まりやすくなる、B夫婦同種免疫異常:夫婦の白血球の型が似ていると胚を異物ととらえて排除してしまう自己免疫

 

があります。

 

免疫が原因だと分かれば薬を飲むなどして対処することができます。もしも3回以上移植を繰り返しても着床しないようならば、一度免疫の検査を受けてみると良いですよ。検査の結果何も異常がなければ、子宮内膜が悪いのかも知れません。が、ほとんどの場合は加齢による卵子の老化が原因だと思います。その場合には、卵子のミトコンドリアを強くすることで染色体異常も防ぐことが可能ですし、着床できるようにサポートもしてくれますよ。